夜中に天井裏からカサカサ、ドタドタと音がする。キッチンの食べ物がかじられている。「ネズミかもしれない。業者に頼むと費用はいくら?」と調べている方も多いでしょう。結論からいうと、ネズミ駆除の費用相場は、一軒家で約5万円〜20万円、マンションで約5万円〜15万円が目安です。ゴキブリや蜂の駆除より高くなりやすいのは、駆除だけでなく侵入口の封鎖や清掃・消毒まで必要になることが多いためです。一方で、「数千円から」の広告を見て依頼したら、作業後に高額な料金を請求されたという相談も増えています。この記事では、建物別の費用相場、作業内容ごとの費用の違い、費用が高くなるケース、費用を抑えるコツ、失敗しない業者の選び方までを、国や自治体のデータとあわせて解説します。
- ネズミ駆除の費用は一軒家5万円〜20万円、マンション5万円〜15万円、店舗10万円〜50万円ほど
- 費用には駆除・侵入口の封鎖・清掃消毒が含まれることが多く、封鎖する箇所の数で大きく変わる
- 都内のネズミの相談は年間7,714件(2024年度)。ネズミは2cmほどのすき間から入り込む
- 再発保証の有無と期間を確認し、複数社の見積もりを比べてから契約する
ネズミ駆除の費用相場は一軒家で約5万円〜20万円
ネズミ駆除の費用は、「1匹いくら」ではなく、建物の広さ、被害の状況、侵入口の数、施工期間で決まるのが一般的です。まずは建物ごとの目安を確認しましょう。
建物の種類別のネズミ駆除の費用相場

| 建物 | 費用相場 | 費用が変わるポイント |
|---|---|---|
| 一軒家 | 50,000円〜200,000円 | 屋根裏・床下の広さ、侵入口の数 |
| マンション・アパート | 50,000円〜150,000円 | 部屋の広さ、配管まわりのすき間の数 |
| 店舗・飲食店 | 100,000円〜500,000円 | 厨房の広さ、定期管理の有無 |
一軒家でも上限と下限の差が4倍ほどあるのは、侵入口をいくつふさぐか、フンの清掃や消毒をどこまで行うかで、作業量が大きく変わるためです。屋根裏全体にフンが広がっている、侵入口が10か所以上あるといった場合は、上限に近い金額になることもあります。
なお、害虫駆除ポータルに掲載しているネズミ対応の業者の料金表示は、7,700円〜から22,000円〜ほどで、要見積もりの業者も多くあります。「〜」の金額は最小の作業での最低料金のため、実際の支払額は、現地調査後の見積もりで必ず確認してください。
作業内容ごとの費用の違い
| 作業内容 | 内容 | 費用の傾向 |
|---|---|---|
| 調査 | 侵入口・通り道・巣の場所を確認する | 無料の業者が多い |
| 駆除(捕獲・追い出し) | 粘着シート・殺そ剤・忌避剤などで捕獲・追い出しをする | 期間が長いほど、訪問回数が多いほど上がる |
| 侵入口の封鎖 | 金網・パテ・板などで穴やすき間をふさぐ | 封鎖する箇所の数で大きく変わる |
| 清掃・消毒 | フン・尿・巣材を取り除き、消毒する | 屋根裏や床下の範囲で変わる |
| 再発保証・定期点検 | 再び出たときの再施工や、定期的な確認 | 保証期間が長いほど総額は上がりやすい |
ネズミ駆除で費用を大きく左右するのは、侵入口の封鎖です。ネズミを捕まえても、入り口が残っていれば別のネズミがまた入ってくるため、ほとんどの業者が駆除と封鎖をセットで行います。見積もりでは、何か所をどの材料でふさぐのかを確認しましょう。
また、フンや尿には病原体が含まれていることがあるため、清掃・消毒が見積もりに含まれているかどうかは、総額と同じくらい大切な比較ポイントです。
地域ごとのネズミ駆除業者と費用を調べる
ネズミ駆除は、数日〜数週間にわたって何度か訪問してもらうことも多いため、自宅から近い業者を選ぶと出張費を抑えやすくなります。お住まいの都道府県を選ぶと、その地域で対応できるネズミ駆除業者と費用の目安をまとめて比べられます。
| 地域 | 都道府県(クリックで対応業者と費用を表示) |
|---|---|
| 北海道・東北 | 北海道/青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県 |
| 関東 | 東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県 |
| 甲信越・北陸 | 新潟県/富山県/石川県/福井県/山梨県/長野県 |
| 東海 | 愛知県/岐阜県/静岡県/三重県 |
| 近畿 | 大阪府/兵庫県/京都府/滋賀県/奈良県/和歌山県 |
| 中国 | 鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県 |
| 四国 | 徳島県/香川県/愛媛県/高知県 |
| 九州・沖縄 | 福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県 |
ネズミ駆除の費用が高くなるケース
| 高くなる要因 | 理由 |
|---|---|
| 侵入口が多い | 封鎖する箇所が増え、材料費と作業時間がかかる |
| 屋根裏・床下が広い | 調査・清掃・消毒の範囲が広くなる |
| フンや巣が大量にある | 清掃・消毒に時間がかかり、断熱材の交換が必要なことも |
| クマネズミの被害 | 警戒心が強く、捕獲に時間がかかりやすい |
| 築年数が古い | すき間や劣化箇所が多く、封鎖の箇所が増える |
| 長い再発保証 | 保証期間中の再施工・点検の費用が含まれる |
費用がふくらむいちばんの原因は、侵入口の多さと被害の広がりです。ネズミは繁殖が早く、放っておくと屋根裏全体にフンが広がっていきます。足音やフンに気づいた段階で早めに調べてもらうほど、清掃の範囲が狭く済み、費用を抑えやすくなります。
都市部の建物に多いクマネズミは、警戒心が強く、殺そ剤やわなを避けることが多いため、捕獲に時間がかかり、訪問回数が増えて費用が上がることがあります。見積もりでは、施工期間と訪問回数も確認しておきましょう。
編集部ネズミ駆除の見積もりは、「駆除」「封鎖」「清掃・消毒」「保証」の4つに分けて比べるのがコツです。総額が安くても、封鎖の箇所が少なかったり保証が短かったりすると、再発して結局高くつくことがあります。
費用の目安がわかったところで、ネズミの相談がどれくらい増えているのか、データで確認しておきましょう。
データでみるネズミ被害と駆除のトラブル
ネズミ駆除の費用を考えるうえで知っておきたいのが、被害の広がりと、業者選びのトラブルです。国と自治体のデータから確認します。
ネズミ駆除の相談は5年で約1.7倍に増えている
全国の消費生活センターに寄せられた害虫・害獣駆除サービスの相談のうち、ネズミに関するものは2018年度の229件から、2023年度には385件と約1.7倍に増えていることが、国民生活センターの報道発表資料に示されています。
| 年度 | 駆除サービス全体 | うちネズミ |
|---|---|---|
| 2018年度 | 854件 | 229件 |
| 2019年度 | 907件 | 218件 |
| 2020年度 | 972件 | 270件 |
| 2021年度 | 1,383件 | 286件 |
| 2022年度 | 1,612件 | 301件 |
| 2023年度 | 2,290件 | 385件 |
相談の多くは、ネットで見つけた格安の広告をきっかけに、作業後に表示とかけ離れた高額な料金を請求されるケースです。極端に安い価格の広告に注意し、複数の見積もりを比べる時間を与えない業者とは契約しないよう、国民生活センターは呼びかけています。納得できない請求を受けたら、消費者ホットライン「188」に相談しましょう。
都内のネズミの相談は年間7,000件超、10月に最も多い
都内の保健所などに寄せられたネズミの相談は、2019年度の6,390件から、2024年度には7,714件に増え、害虫・ねずみ類の相談全体の約3割を占めています。月別では10月が1,009件と最も多く、寒くなる時期に建物の中へ入り込むネズミが増えることがうかがえます。
| 月(2024年度) | 相談件数 |
|---|---|
| 4〜6月 | 593件・612件・574件 |
| 7〜9月 | 554件・482件・605件 |
| 10〜12月 | 1,009件・855件・746件 |
| 1〜3月 | 655件・511件・518件 |
| 年間合計 | 7,714件 |
秋から冬にかけては、ネズミが暖かい屋根裏や壁の中に巣をつくりやすい時期です。この時期に物音に気づいたら、早めに業者に相談しましょう。
ネズミは感染症や火災の原因にもなる
- レプトスピラ症:2003年の都内調査で、ドブネズミの22%から重症型の原因菌を分離
- サルモネラ症:保菌率はクマネズミ1.5%、ドブネズミ10%
- 鼠咬症:ドブネズミの3〜25%が病原菌を保有
- 火災:東京消防庁管内で、ネズミが原因と確認された火災は年約12件(1996〜2003年の総計97件)
- イエダニ:ネズミの巣から出てきて人を吸血し、かゆみや皮疹を起こす
ネズミの被害は、物音や食べ物をかじられるだけではありません。フンや尿、かまれることを通じて感染症を広げるおそれがあり、電気配線をかじって火災の原因になることもあります。そのため、ビルなどの特定建築物では、ねずみ等について6か月以内ごとに1回、定期に統一的な調査を行い、その結果に基づいて発生を防ぐ措置をとることが、厚生労働省の基準で定められています。
住宅にこうした義務はありませんが、フンの掃除を素手で行ったり、掃除機で吸い込んで舞い上げたりするのは避けましょう。清掃・消毒まで業者に任せるほうが安心です。
ネズミ駆除業者の作業内容と費用に含まれるもの
見積もりの金額が妥当かどうかは、「その費用でどこまでやってもらえるか」で決まります。一般的なネズミ駆除サービスの中身を整理します。
基本の流れは「調査→駆除→封鎖→清掃・消毒」
- 電話・Webで、物音・フン・かじり跡など被害の状況を伝える
- 屋根裏・床下・外まわりを調べ、侵入口・通り道・巣の場所を確認する
- 写真を見ながら説明を受け、見積書を受け取る(ここで契約するか判断)
- 粘着シート・殺そ剤・忌避剤などで捕獲・追い出しを行う
- ネズミがいなくなったことを確認してから、侵入口をふさぐ
- フン・尿・巣材を取り除き、消毒する
信頼できる業者は、調査の段階で侵入口やフンの写真を撮り、どこをどうふさぐのかを説明してくれます。調査と見積もりは無料の業者が多いので、この段階で複数社に見てもらうのがおすすめです。調査当日にその場で契約を迫られても、即決する必要はありません。
施工期間は数日〜数週間ほど
ゴキブリや蜂と違い、ネズミ駆除は1日で終わらないことが多いのが特徴です。捕獲や追い出しの効果を見ながら、数日〜数週間かけて何度か訪問し、最後に封鎖と清掃を行う流れが一般的です。「1回の作業ですべて終わります」と言われた場合は、封鎖や再発防止まで含まれているかを確認してください。
見積もりで確認したい費用の内訳と保証
| 項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 駆除費用 | 捕獲・追い出しの方法と、訪問回数・期間 |
| 封鎖費用 | 何か所を、どの材料(金網・パテなど)でふさぐか |
| 清掃・消毒費用 | 屋根裏・床下のどこまでが対象か。断熱材の交換は含むか |
| 出張費・調査費 | 無料か、断った場合に費用がかかるか |
| 再発保証 | 保証期間と、期間中に再び出たときの対応 |
| キャンセル料 | 見積もり後に断ったときに費用がかかるか |
ネズミ駆除では、数か月〜数年の再発保証を付ける業者が多くあります。保証期間中に再び出たとき、無料で再施工してもらえるかは必ず確認しましょう。「一式〇万円」としか書かれていない見積もりは、内訳を出してもらいましょう。
ネズミ駆除の方法


| 方法 | 内容 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 粘着シート | 通り道・侵入口・壁ぎわに置いて捕まえる | 通り道がわかっているとき | ほこりや水分で効果が落ちる |
| 殺そ剤 | 毒エサを食べさせて駆除する | 床下・室内で活動しているとき | 天井裏のネズミには効きにくい |
| わな・捕獲かご | 圧殺式わなや生けどりかごで捕まえる | 数が少ないとき | 警戒心の強いネズミはかかりにくい |
| 侵入口の封鎖 | 金網・金属たわし・パテなどでふさぐ | すべてのケースで必要 | 中のネズミがいなくなってから行う |
| エサ・すみかをなくす | 食べ物を片付け、ごみを適切に出す | すべてのケースの基本 | 続けないと効果が出にくい |
ネズミ駆除の方法は、大きく上の5つです。捕まえる・追い出す方法と、入らせない・住みつかせない方法を組み合わせるのが基本になります。方法ごとの特徴を見ていきましょう。
粘着シート:通り道に置いて捕まえる
粘着シートは、ネズミの通り道、侵入口、巣の周り、壁ぎわやコーナーに置いて捕まえる方法です。水分やほこりが付くと効果が薄れるため、大きな範囲に敷きつめると効果的だと、杉並区のページで紹介されています。ネズミは壁ぎわを伝って移動する習性があるため、置き場所が効果を左右します。
殺そ剤:天井裏のネズミには効きにくい
殺そ剤は、毒エサを食べさせて駆除する方法です。効果を高めるには、食べ物や植物、せっけんなどを片付けて、ほかにエサがない状態にすることが大切です。ただし、天井裏にいるネズミには効果があまり期待できないと杉並区のページにあります。ネズミの種類によって殺そ剤の効き方や食べ方が違うことも、厚生労働省の資料で触れられています。
わな・捕獲かご:数が少ないときに
圧殺式のわな(パチンコ)や生けどりかごで捕まえる方法です。殺そ剤と粘着シートは薬局や日用品を扱うスーパーで、生けどりかごは金物店などで手に入ります。説明書をよく読んで正しく使い、保管にも十分注意することが大切です。警戒心の強いクマネズミはわなにかかりにくいため、数が多い場合は業者に任せたほうが確実です。
侵入口の封鎖:2cmのすき間も見逃さない
ネズミは2cmほどのわずかなすき間からも出入りします。通風口、換気扇、ドアのすき間、エアコンのホースの取り付け口、床下、屋根のすき間、排水管、電線伝いなど、侵入口はさまざまです。出入り口を見つけたら、駆除をしたあとにふさぐこと、応急処置には金網や金属たわしが使えることも、杉並区のページで紹介されています。
エサ・すみかをなくす:ごみの出し方から見直す
ネズミの被害は、不適切なごみの出し方が一番の原因だと、新宿区の広報で呼びかけられています。ごみはふた付きの容器に入れて収集時間に合わせて出す、壁や配管の亀裂はすぐにふさぐ、建物を清潔に保ってエサ場をつくらない、庭に不要品を置かず巣をつくらせないといった対策が紹介されています。業者の駆除効果を長持ちさせるためにも、家庭で続けたいところです。



市販の粘着シートで1〜2匹捕まえて安心してしまう方は多いのですが、ネズミは1匹見かけたら何匹もいると考えたほうが安全です。捕まえても物音が続くなら、侵入口が残っているサイン。そこからが業者の出番です。
ネズミの種類と被害のサイン
家に出るネズミの種類によって、潜む場所も駆除の難しさも違います。業者に状況を伝えるためにも、確認しておきましょう。
家に出るネズミの種類と特徴


| 種類 | よく出る場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| クマネズミ | 屋根裏・天井裏・壁の中など建物の高い場所 | 高い所を移動するのが得意。警戒心が強く、都市部のビルや住宅に多い |
| ドブネズミ | 庭先・床下・下水まわりなど低い場所 | 水辺や湿った場所を好む。ごみの多い場所に集まりやすい |
| ハツカネズミ | 物置・倉庫・畑の近く | 小型。郊外や農地の近くに多い |
天井裏から物音がするならクマネズミ、床下や庭先ならドブネズミの可能性が高いと考えられます。クマネズミは建物の中に入り込み、ドブネズミは庭先や床下で活動することが多いとされています。
家の中で気づける被害のサイン
- 夜中に天井裏や壁の中から、走り回る音やかじる音がする
- 米粒ほどの黒いフンが、台所や押し入れに落ちている
- 食べ物の袋や、ケーブル・家具の角がかじられている
- 壁ぎわや配管のまわりに、黒っぽい汚れ(こすれた跡)がある
- 体にかゆみのある虫刺されが増えた(イエダニの可能性)
壁ぎわの黒い汚れは、ネズミが同じ道を何度も通ることでついた「ラットサイン」と呼ばれる跡です。複数当てはまる場合は、すでに住みついている可能性が高いため、早めに業者の調査を受けましょう。
ネズミ駆除の費用を抑える4つのコツ
ネズミ駆除は数万〜十数万円かかる大きな出費です。少しでも費用を抑えるためのコツを紹介します。
①被害が小さいうちに依頼する
ネズミは繁殖が早く、放っておくほど数もフンの量も増えていきます。物音やフンに気づいた段階ですぐに調査を受けるのが、清掃・消毒の範囲を狭くして費用を抑えるいちばんの方法です。
②エサになるものを片付けておく
食べ物を冷蔵庫や缶に入れて片付け、ごみをふた付きの容器にまとめておくと、捕獲や殺そ剤の効果が上がり、施工期間が短くなることがあります。訪問回数が減れば、そのぶん費用も抑えられます。
③複数社の見積もりを比べる
封鎖する箇所の数や保証の内容は、業者によって大きく違います。2〜3社の見積もりを並べると、相場から外れた金額や、不要な工事に気づきやすくなります。「今日契約すれば割引」と急がせる業者は、比較されたくない理由があると考えましょう。
④自宅から近い業者を選ぶ
ネズミ駆除は何度か訪問してもらうことが多いため、出張費が訪問のたびにかかる業者もあります。お住まいの地域に対応した業者から選ぶと、出張費を抑えやすくなります。上の「地域ごとのネズミ駆除業者と費用を調べる」から、都道府県別に絞り込んでみてください。
ネズミ駆除を業者に依頼する5つのメリット
- 自分では入れない屋根裏・床下まで調査してもらえる
- 侵入口を見つけて、ふさぐところまで任せられる
- フン・尿の清掃と消毒まで安全に行ってもらえる
- 警戒心の強いクマネズミにも対応できる
- 再発保証が付き、再び出たときも安心
業者に頼むいちばんのメリットは、侵入口の特定から封鎖、清掃・消毒までを一度に任せられることです。市販のグッズで数匹捕まえても、入り口が残っていれば被害は終わりません。
また、フンや尿には病原体が含まれていることがあるため、屋根裏のフンを自分で掃除すると、感染症のリスクがある点も見逃せません。区によっては駆除そのものを行っていないところもあり、駆除方法の説明や専門業者の紹介を行っています。
失敗しないネズミ駆除業者の選び方
費用で後悔しないためには、依頼前の業者選びがすべてです。チェックしたいポイントを見ていきましょう。
電話の時点で、作業内容と費用の目安を確認する
- 建物の種類・広さを伝えたうえでの費用の目安
- 調査費・出張費はかかるか(訪問のたびにかかるか)
- 封鎖と清掃・消毒は料金に含まれるか
- 再発保証の有無と期間
建物の種類や広さ、被害の状況を伝えれば、電話の段階でもおおよその金額は聞けます。「見てみないと一切わからない」としか答えない業者や、極端に安い金額だけを強調する業者は、作業後の高額請求につながるおそれがあるため注意しましょう。
侵入口の写真で説明してくれるか確認する
調査のあと、侵入口やフンの写真を見せながら、どこをどうふさぐのかを説明してくれる業者を選びましょう。写真で説明できる業者は、封鎖の箇所数や材料の根拠もはっきりしています。作業後にも、封鎖した場所の写真をもらえるか確認しておくと安心です。
再発保証と損害賠償保険を確認する
ネズミは別の入り口を見つけて戻ってくることがあるため、再発保証の期間と内容は大切な比較ポイントです。屋根や外壁に手を加える作業も多いため、損害賠償保険に加入しているかも確認しておきましょう。
害虫駆除ポータルなら、ネズミ駆除業者を比較して選べる
「どの業者に頼めばいいかわからない」「高額請求は避けたい」という方は、害虫駆除ポータルを使ってみてください。お住まいの地域と「ネズミ」を選ぶだけで、対応できる駆除業者をまとめて比較できます。
- 駆除費用の目安(「〇〇円〜」「要見積もり」の表示)
- 再発保証の期間(5年・10年保証など)と自社施工かどうか
- 無料見積もり・現地調査無料などの条件
- 対応エリアと対応速度(最短即日など)
費用だけでなく、保証や対応の早さも横並びで見られるため、「安さ」と「再発しない安心」のバランスで選びやすくなります。調査・見積もりが無料の業者が中心なので、2〜3社に相談して比べてみてください。
【利用者の声】害虫駆除ポータルでゴキブリ駆除を利用した方の口コミ
ネズミ駆除を考えている方から寄せられやすいご相談を紹介します。ご自宅の状況と近いものがあれば、業者に相談するときの参考にしてください。



夜中に天井裏から走り回る音がして、押し入れにフンも落ちていました。市販の粘着シートでは1匹も捕まらず、比較サイトで3社に見積もりをお願いしました。屋根裏の写真を見せながら、侵入口が5か所あることと、それぞれをどうふさぐかを説明してくれた業者さんに決めました。2週間ほどで3回来てもらい、最後に封鎖と消毒をしてもらってからは、音がまったくしなくなりました。費用は見積もりどおりで、追加料金もありませんでした。



キッチン下の収納でお菓子の袋がかじられていて、管理会社に相談したところ、専有部分なので自分で業者を探すように言われました。電話の時点で、配管まわりの封鎖と清掃が料金に含まれるかを確認できたのが安心でした。シンク下の配管のすき間を金網とパテでしっかりふさいでもらい、それ以来、被害はありません。作業後に封鎖した場所の写真をもらえたのもよかったです。



前回の駆除から2年で再発したので、今回は保証の内容をよく比べて選びました。調査では、前回ふさいでいなかった床下の通風口が侵入口だとわかり、なるほどと思いました。1年の再発保証が付いているので安心しています。星を1つ減らしたのは、作業日の調整に少し時間がかかったからです。作業の丁寧さと説明には満足しています。
自分での対策が難しい・改善しない場合は業者へ


粘着シートや殺そ剤を使っても物音やフンが減らない場合、自分では手が届かない屋根裏や壁の中に巣があり、侵入口も残っている可能性があります。次のようなサインがあれば、業者への相談を検討しましょう。
- グッズを使っても、物音やフンが2週間以上減らない
- 天井裏・壁の中から音がする
- フンや尿の跡が、屋根裏や押し入れなど広い範囲にある
- 侵入口がわからず、ふさぎきれない
- 電気コードや断熱材がかじられている
専門業者に依頼すると、侵入口と巣の調査、捕獲・追い出し、侵入口の封鎖、清掃・消毒、再発保証まで、まとめて対応してもらえます。料金トラブルを避けるためにも、1社だけで即決せず、複数社を比較して選ぶようにしましょう。



見積もりを並べるときは、総額のほかに「封鎖する箇所の数」「清掃・消毒の範囲」「再発保証の期間」の3点をそろえて比べてみてください。条件をそろえると、本当にお得な業者が見えてきます。
よくある質問
Q. ネズミ駆除の費用はいくらくらいですか?
A. 一軒家で5万円〜20万円、マンションで5万円〜15万円、店舗で10万円〜50万円ほどが目安です。侵入口の数や清掃・消毒の範囲、保証の期間で変わります。
Q. ネズミ駆除はなぜゴキブリや蜂より高いのですか?
A. 捕獲だけでなく、侵入口の封鎖とフン・尿の清掃・消毒が必要になり、数日〜数週間かけて何度か訪問することが多いためです。
Q. 駆除にはどれくらいの期間がかかりますか?
A. 被害の状況にもよりますが、数日〜数週間が一般的です。ネズミがいなくなったことを確認してから侵入口をふさぐため、1日で終わらないことが多いです。
Q. 市販の粘着シートだけで駆除できますか?
A. 数が少なければ捕まえられることもありますが、侵入口が残っていれば別のネズミがまた入ってきます。天井裏から音がする場合や、物音が続く場合は業者に相談しましょう。
Q. ネズミのフンは自分で掃除しても大丈夫ですか?
A. 少量なら、マスクとゴム手袋を着けて、消毒用アルコールなどで湿らせてから拭き取りましょう。掃除機で吸うと舞い上がるので避けてください。屋根裏など広い範囲にある場合は、業者に清掃・消毒を任せるのが安心です。
ネズミ駆除の費用相場は、一軒家で約5万円〜20万円、マンションで約5万円〜15万円で、侵入口の数や清掃・消毒の範囲、保証の期間で変わります。ネズミは2cmほどのすき間から入り込み、感染症や火災の原因にもなるため、駆除・封鎖・清掃消毒をまとめて任せるのが確実です。被害が小さいうちに、複数社の見積もりを「駆除・封鎖・清掃・保証」の4つで比べて依頼することが、費用で失敗しないいちばんの方法です。
本記事は、厚生労働省・国民生活センター・東京都・杉並区・新宿区などが公表している資料をもとに作成しています。費用は目安であり、実際の金額は現地調査後の見積もりで確認してください。










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