床がふわふわする、春に家の中で羽アリが大量に飛んだ。「もしかしてシロアリ?駆除の費用はいくらかかるの?」と不安になって調べている方も多いでしょう。結論からいうと、シロアリ駆除の費用相場は、床下20坪(約66㎡)の一般的な戸建てで約6万円〜12万円が目安です。一方で、「近所でシロアリが出たので点検します」と突然訪問され、高額な契約をしてしまう点検商法の相談も、各地の消費生活センターに寄せられています。この記事では、坪数別の費用相場、工法による費用の違い、費用が高くなるケース、確定申告で使える雑損控除、失敗しない業者の選び方までを、国や自治体のデータとあわせて解説します。
- シロアリ駆除の費用は坪単価3,000円〜6,000円ほど。床下20坪なら約6万円〜12万円が目安
- 工法(薬剤散布のバリア工法かベイト工法か)や被害の範囲、木部の修繕の有無で費用は大きく変わる
- シロアリの駆除費用・被害の修繕費用は雑損控除の対象。ただし予防のための費用は対象外
- 突然の訪問点検には応じず、複数社の見積もりを比べてから契約する
シロアリ駆除の費用相場は20坪で約6万円〜12万円

シロアリ駆除の費用は、「家1軒いくら」ではなく、床下の面積(坪数・㎡数)×単価で計算されるのが一般的です。まずは面積ごとの目安を確認しましょう。
床下面積(坪数)別のシロアリ駆除の費用相場
| 床下面積 | 費用相場 | 目安となる住まい |
|---|---|---|
| 15坪(約50㎡) | 45,000円〜90,000円 | 平屋・小さめの戸建て(2LDK程度) |
| 20坪(約66㎡) | 60,000円〜120,000円 | 2階建て・延床30〜40坪の戸建て |
| 25坪(約83㎡) | 75,000円〜150,000円 | 2階建て・延床40〜50坪の戸建て |
| 30坪(約99㎡) | 90,000円〜180,000円 | やや大きめの戸建て |
| 40坪(約132㎡) | 120,000円〜240,000円 | 平屋の大きな住宅・二世帯住宅 |
2階建ての戸建ての場合、シロアリ駆除の対象になるのは1階の床下なので、延床面積の半分ほどが目安になります。床下20坪の家なら約6万円〜12万円、30坪なら約9万円〜18万円と考えておくと、見積もりが妥当かどうか判断しやすくなります。
参考までに、50㎡(2LDK程度)で45,000円〜100,000円、床下約20坪で64,500円〜76,500円といった相場が、比較サイトで公表されています。坪単価が極端に安い・高い見積もりは、作業範囲や追加料金の有無を必ず確認してください。
工法・作業内容による費用の違い
| 作業内容 | 内容 | 費用の傾向 |
|---|---|---|
| バリア工法(薬剤散布) | 床下の木部・土壌に薬剤を処理する | 坪単価で計算。もっとも一般的 |
| ベイト工法 | 家の周りに毒エサ入りの容器を埋めて巣ごと退治 | 薬剤散布より高くなりやすく、点検の継続費用がかかることも |
| 予防処理のみ | 被害がない家に薬剤を処理する | 駆除とほぼ同じ坪単価のことが多い |
| 羽アリの駆除のみ | 室内に出た羽アリを退治する | 比較的安いが、巣は残る |
| 被害部の修繕 | 食害を受けた土台・柱・床の交換や補強 | 駆除費用とは別。被害の範囲で大きく変わる |
一般的なのは、床下に薬剤を処理するバリア工法です。床下に入れない構造の家や、薬剤のにおいが気になる家庭ではベイト工法が選ばれることもありますが、ベイト工法は効果が出るまで時間がかかり、定期点検の費用が別にかかるケースが多い点に注意しましょう(編集部の知見)。
また、見積もりの「駆除費用」に、食べられた木材の修繕費は含まれていないことがほとんどです。被害が進んでいる場合は、リフォーム業者などへの修繕費用も別に見込んでおきましょう。
地域ごとのシロアリ駆除業者と費用を調べる
シロアリ駆除の費用は、出張費や地域ごとの業者の数によって差が出ます。また、地域によって被害を出すシロアリの種類も違います。お住まいの都道府県を選ぶと、その地域で対応できるシロアリ駆除業者と費用の目安をまとめて比べられます。
| 地域 | 都道府県(クリックで対応業者と費用を表示) |
|---|---|
| 北海道・東北 | 北海道/青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県 |
| 関東 | 東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県 |
| 甲信越・北陸 | 新潟県/富山県/石川県/福井県/山梨県/長野県 |
| 東海 | 愛知県/岐阜県/静岡県/三重県 |
| 近畿 | 大阪府/兵庫県/京都府/滋賀県/奈良県/和歌山県 |
| 中国 | 鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県 |
| 四国 | 徳島県/香川県/愛媛県/高知県 |
| 九州・沖縄 | 福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県 |
シロアリ駆除の費用が高くなるケース

| 高くなる要因 | 理由 |
|---|---|
| 床下面積が広い | 坪単価×面積で計算されるため |
| 床下に潜れない・狭い | 床に穴を開ける作業やベイト工法が必要になる |
| 被害が広範囲・進んでいる | 処理範囲が増え、修繕費用もかかる |
| イエシロアリの被害 | 大きな集団をつくり被害が大きくなりやすい |
| 玄関・浴室まわりの処理 | タイルやコンクリートに穴を開けて薬剤を入れる追加作業 |
| 築年数が古い | 木材の傷みが多く、追加の処理や点検が必要になる |
費用を大きく左右するのは、床下の面積と被害の進み具合です。シロアリは家の土台や柱の内部を食べ進むため、気づいたときには被害が広がっていることも珍しくありません。羽アリを見かけた段階や、床のきしみに気づいた段階で早めに調べてもらうほど、費用は抑えやすくなります。
玄関や浴室の下は、コンクリートやタイルに覆われていて床下から薬剤が届きにくいため、穴を開けて薬剤を注入する作業が「別料金」になっていることが多いポイントです(編集部の知見)。見積もりで処理範囲を必ず確認しましょう。
駆除と修繕の費用は確定申告で雑損控除の対象になる
意外と知られていないのが、税金の控除です。シロアリによる被害は「害虫その他の生物による異常な災害」にあたり、被害の修繕費用とシロアリを駆除するための費用は雑損控除の対象になると、国税庁の質疑応答事例に示されています。
- ①(損害金額+災害等関連支出の金額−保険金などで補てんされる金額)−(総所得金額等)×10%
- ②(災害関連支出の金額−保険金などで補てんされる金額)−5万円
たとえば駆除費用が10万円かかった場合、②の計算では10万円−5万円=5万円が控除の目安になります。ただし、被害を事前に防ぐための予防費用や、駆除とあわせて行う予防の費用は、雑損控除の対象外です。見積書や領収書で、駆除と予防の金額を分けて書いてもらうと申告しやすくなります。詳しくは税務署や税理士に確認してください。
編集部シロアリ駆除の見積もりは「坪単価×面積」で出ることが多いので、まず自宅の1階の床面積を把握しておくと話が早いです。見積書に面積の記載がない場合は、何坪で計算したのか必ず聞いてみてください。
費用の目安がわかったところで、シロアリ駆除で起きやすいトラブルについても、データで確認しておきましょう。
シロアリ駆除業者の作業内容と費用に含まれるもの
見積もりの金額が妥当かどうかは、「その費用でどこまでやってもらえるか」で決まります。一般的なシロアリ駆除サービスの中身を、編集部の知見をもとに整理します。
基本の流れは「調査→見積もり→薬剤処理→報告」
- 電話・Webで、羽アリの有無や床の状態などを伝える
- 床下にもぐって被害の範囲・シロアリの種類・湿気を調査する
- 写真を見ながら被害の説明を受け、見積書を受け取る(ここで契約するか判断)
- 床下の木部と土壌に薬剤を処理する(必要に応じて玄関・浴室まわりも)
- 作業後の写真で報告を受け、保証書を受け取る
信頼できる業者は、調査の段階で床下の写真を撮り、被害の場所と処理範囲を説明してくれます。調査と見積もりは無料の業者が多いので、この段階で複数社に見てもらうのがおすすめです。調査当日にその場で契約を迫られても、即決する必要はありません。
作業時間は半日〜1日ほど
一般的な戸建てのバリア工法なら、作業は半日〜1日ほどで終わることが多いです。建物の構造や被害の状況によっては、1日以上かかることもあります。薬剤を処理したあとは、においが気になる場合があるため、小さな子どもやペットがいる家庭は、使う薬剤と換気の方法を事前に確認しておきましょう。
見積もりで確認したい費用の内訳と保証
| 項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 処理面積と坪単価 | 何坪(何㎡)で計算しているか |
| 処理範囲 | 床下全体か、被害部分だけか。玄関・浴室は含むか |
| 工法・薬剤 | バリア工法かベイト工法か。薬剤の種類と安全性 |
| 出張費・調査費 | 無料か、断った場合に費用がかかるか |
| 追加作業 | 床下換気扇・調湿剤など、駆除以外の工事が入っていないか |
| 保証期間・内容 | 何年保証か。再発時の再処理や修繕費の補償があるか |
シロアリ駆除では、5年程度の保証を付ける業者が多くあります(編集部の知見)。薬剤の効果には期限があるため、保証が切れるタイミングで再処理を検討するのが一般的です。また、見積もりに床下換気扇や調湿剤など、駆除と関係の薄い工事がまとめて入っている場合は要注意です。本当に必要かどうか、ほかの業者の意見も聞いてから判断しましょう。
シロアリ駆除の方法
| 方法 | 内容 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| バリア工法 | 床下の木部・土壌に薬剤を処理する | 床下に入れる一般的な戸建て | 薬剤のにおい・安全性を確認 |
| ベイト工法 | 毒エサで巣ごと退治する | 床下に入れない家・薬剤を減らしたい家 | 効果が出るまで時間がかかる |
| 予防処理 | 被害がなくても薬剤で守る | 築5年以上・保証切れの家 | 雑損控除の対象外 |
| 湿気・木材の管理 | 床下の換気、漏水の補修、廃材の処分 | すべての家の基本 | 続けないと効果が出にくい |
| 羽アリの退治 | 市販のスプレーで退治する | 室内に羽アリが出たとき | 木材の中のシロアリは残る |
シロアリ駆除の方法は、大きく上の5つです。木材の中にいるシロアリは個人での駆除が難しく、専門業者による薬剤処理が基本になります。方法ごとの特徴を見ていきましょう。
バリア工法:床下に薬剤を処理する一般的な方法
床下にもぐり、土台や柱などの木部に薬剤を吹きつけたり注入したりし、土壌にも薬剤を処理して、シロアリが入れない層をつくる方法です。即効性があり、費用も坪単価で明確なため、もっとも多く使われています。薬剤を使うため、子ども・ペット・化学物質に敏感な家族がいる場合は、薬剤の種類を事前に確認しましょう。
ベイト工法:毒エサで巣ごと退治する方法
家の周りの地面に、シロアリが食べる毒エサ入りの容器を埋め、エサを巣に持ち帰らせて巣ごと退治する方法です。床下での散布が少ないため、薬剤の使用量を減らしたい家庭に向いています。一方で、効果が出るまでに数か月かかることがあり、定期点検の費用も含めて比べる必要があります(編集部の知見)。
予防処理:地面から1mの範囲を守るのが基本
シロアリは地面から木材に上がってくるため、住宅の基準でも地面から1m以内の木部が重点的に守られています。長期優良住宅の技術基準では、外壁の軸組などの地面から1m以内の部分に薬剤処理などの防腐・防蟻措置を行い、基礎の内側の地盤には土壌処理などの防蟻措置を行うことが求められていると、国土交通省の資料で示されています。新築時の処理も永久ではないため、築年数がたった家では予防処理の検討が必要です。
湿気と木材の管理:すべての対策の土台
シロアリは湿った木材を好むため、床下の換気をよくする、雨漏りや水漏れを放置しないことが大切だと、東京都の資料で説明されています。庭先の木材や廃材から建物に入り込むこともあるため、不要な木材は早めに処分する、ベランダなどの防水部分の亀裂を点検・補修することも、世田谷区が予防法として紹介しています。駆除後の再発を防ぐうえでも、湿気の元を断つことが欠かせません。
羽アリの退治:スプレーで退治できるが巣は残る
室内に出た羽アリは、市販のスプレー式殺虫剤で退治できます。ただし、羽アリを退治しても、木材の内部にいるシロアリは残ったままです。木材の中のシロアリは専門業者に依頼すること、壁の内部が傷んでいる場合は住宅の修繕が必要になることも、世田谷区のページに書かれています。



「羽アリをスプレーで退治したからもう大丈夫」と考えてしまうのが、いちばん費用をふくらませるパターンです。羽アリが出たのは、近くに成熟した巣があるサイン。その年のうちに一度、床下を調べてもらうと安心です。
シロアリかどうかの見分け方と被害のサイン
駆除を頼む前に、そもそも本当にシロアリなのかを確認しておくと、不要な出費を防げます。点検商法の被害にあわないためにも、知っておきたいポイントです。
シロアリとアリの羽アリの見分け方


| 部位 | シロアリ | アリ |
|---|---|---|
| 触角 | じゅず状 | くの字形 |
| 羽 | 4枚とも同じ大きさ | 前の羽が後ろの羽より大きい |
| 胴 | ずん胴 | くびれている |
春はアリの羽アリも飛ぶ時期なので、見分けが必要です。いちばんわかりやすいのは胴のくびれで、ずん胴ならシロアリ、くびれていればアリです。判断できない場合は、保健所に持っていけば確認してもらえると世田谷区のページにあり、その際はできるだけつぶさないように持っていくよう呼びかけています。
シロアリの種類と羽アリが出る時期
| 種類 | 分布 | 羽アリが飛ぶ時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 日本全国 | 4〜5月の雨上がりの晴れた昼間 | 湿った木材を好み、通気の悪い床下に多い |
| イエシロアリ | 主に温暖な地域(都内では島しょ部を除きまれ) | 6〜7月ごろの夕方〜夜 | 大きな集団をつくり、水を運んで木材を湿らせながら食べる |
都内の被害の多くはヤマトシロアリによるものです。イエシロアリは寒さに弱いものの、大きな集団で加害するため、被害が大きくなりやすく、駆除費用も高くなりがちです。羽アリを見た時期と時間帯をメモしておくと、業者に伝えるときの手がかりになります。
家の中で気づける被害のサイン
- 春〜初夏に、室内や玄関・浴室まわりで羽アリが大量に出た
- 床が沈む、歩くとふわふわする
- 柱や敷居をたたくと、空洞のような音がする
- 基礎や束に、土でできた筋(蟻道)がある
- 雨漏りや水漏れを長く放置している
床が沈む、木材をたたくと空洞音がするといったサインは、東京都の資料でもシロアリ被害の特徴として挙げられています。複数当てはまる場合は、早めに業者の調査を受けるのが、結果的に費用を抑える近道です。
シロアリ駆除の費用を抑える4つのコツ
シロアリ駆除は数万〜十数万円かかる大きな出費です。少しでも費用を抑えるためのコツを紹介します。
①早めに調査してもらう
被害が小さいうちに駆除すれば、処理範囲が狭く、修繕費もかからずに済むことがあります。羽アリを見た年のうちに調査を受けるのが、もっとも費用を抑えやすいタイミングです。
②複数社から見積もりを取る
坪単価や処理範囲、保証の内容は業者によって大きく違います。2〜3社の見積もりを並べると、相場から外れた金額や不要な工事に気づきやすくなります。「今日契約すれば割引」と急がせる業者は、比較されたくない理由があると考えましょう。
③雑損控除を使う
先に紹介したとおり、駆除費用と被害の修繕費用は雑損控除の対象です。見積書と領収書で、駆除と予防の金額を分けて書いてもらうと、確定申告の手続きがスムーズになります。
④保証期間に合わせて定期的に予防する
被害が出てから駆除と修繕をするより、保証が切れるタイミングで予防処理をくり返すほうが、長い目で見ると費用を抑えられることが多いです。保証期間中は、無料の定期点検が付いているかも確認しておきましょう。
シロアリ駆除を業者に依頼する5つのメリット
- 自分では入れない床下まで調査してもらえる
- 被害の範囲とシロアリの種類を見極めてもらえる
- 業務用の薬剤を適切な量・範囲で使ってもらえる
- 保証が付き、再発時も再処理してもらえる
- 修繕が必要かどうかの判断材料が得られる
シロアリは床下や木材の内部にいるため、個人での対策は難しく、専門の業者に依頼することが東京都の資料でも勧められています。家の土台や柱は、住まいの安全に直結する部分です。放置すると、耐震性が下がるほどの被害になるおそれもあるため、プロの調査を受ける価値は大きいといえます。
失敗しないシロアリ駆除業者の選び方
費用で後悔しないためには、依頼前の業者選びがすべてです。チェックしたいポイントを見ていきましょう。
突然訪問してきた業者には点検させない
シロアリ駆除のトラブルの多くは、業者のほうから訪ねてくるところから始まります。「近所で工事をしている」「無料で点検する」と言われても、安易に床下を見せないことが大切です。業者は最初に事業者名と販売目的を明らかにしなければならないと、特定商取引法で定められています。駆除を頼むなら、自分で選んだ業者に、自分から依頼するのが鉄則です。
床下の写真で説明してくれるか確認する
調査のあと、自宅の床下の写真を見せながら被害の場所と処理範囲を説明してくれる業者を選びましょう。点検商法では、本当に自宅のものか疑わしい床下の映像を見せられたという相談も寄せられています。写真に日付や家の特徴が写っているかも確認すると安心です。
保証の年数と内容、損害賠償保険を確認する
保証の年数だけでなく、再発したときに無料で再処理してもらえるか、被害の修繕費まで補償されるかといった中身も比べましょう。作業中の破損に備えて、損害賠償保険に加入しているかも確認しておくと安心です。
害虫駆除ポータルなら、シロアリ駆除業者を比較して選べる
「自分で業者を探して比べたいけれど、どこに頼めばいいかわからない」という方は、害虫駆除ポータルを使ってみてください。お住まいの地域と「シロアリ」を選ぶだけで、対応できる駆除業者をまとめて比較できます。
- 駆除費用の目安(「〇〇円〜」「要見積もり」の表示)
- 保証期間(5年・10年保証など)と自社施工かどうか
- 無料見積もり・現地調査無料などの条件
- 対応エリアと対応速度(最短即日など)
訪問してきた業者ではなく、自分で比べて選んだ業者に依頼できるのが、いちばんの安心材料です。調査・見積もりが無料の業者が中心なので、2〜3社に見てもらい、費用と説明のわかりやすさを比べてみてください。
【利用者の声】シロアリ駆除のご相談例
シロアリ駆除を検討する方からよく寄せられる状況をまとめました。ご自宅の状況と近いものがあれば、業者選びの参考にしてください。



4月の雨上がりに、浴室の近くで羽アリが大量に出てあわてました。3社に床下を調べてもらったところ、どの業者も浴室まわりの土台に蟻道があると、写真で説明してくれました。見積もりは8万円台〜12万円台で、5年保証と玄関・浴室の処理込みの業者を選びました。駆除費用と予防費用を分けて領収書を出してもらい、雑損控除も申告できました。



新築時の保証が切れたまま20年近くたっていて、急に心配になりました。比較サイトで地域の業者を選んで調査を頼んだところ、被害はなく、予防処理だけで済みました。突然訪問してきた業者に床下を見せていたら、もっと大きな工事を勧められていたかもしれません。



床下の高さが低く、人が入れない構造の家でした。最初の業者からは床に穴を開ける工事を提案されましたが、ほかの業者に相談すると、家の周りに毒エサを埋めるベイト工法も選べると説明を受けました。定期点検の費用も含めて比べ、納得して決められました。
自分でシロアリを駆除する場合の流れ
木材の内部や床下にいるシロアリを個人で駆除するのは難しく、被害を見落とすと家の傷みが進むため、基本的には専門業者への依頼をおすすめします。以下は、室内に羽アリが出たときに、業者が来るまでに自分でできる対応の目安です。
- 胴のくびれや羽の形で、シロアリかアリかを確認する(数匹はつぶさずに保管)
- 出た場所・時期・時間帯をメモし、写真を撮っておく
- 室内の羽アリは、市販のスプレー式殺虫剤や掃除機で取り除く
- 出てきたすき間や、近くの水漏れ・湿気の元を確認する
- シロアリだった場合は、複数の業者に床下の調査を依頼する
市販の薬剤で目に見える羽アリを退治しても、巣や木材の中のシロアリは残るため、根本的な解決にはなりません。床下にもぐって自分で薬剤をまくのは、狭く危険なうえ効果も確認しにくいので、業者に任せましょう。
自分での対策が難しい・改善しない場合は業者へ


羽アリを退治しても毎年出る、床の沈みが気になるといった場合、自分では確認できない床下や壁の中で、シロアリの被害が進んでいる可能性があります。次のようなサインがあれば、業者への相談を検討しましょう。
- 室内や玄関・浴室まわりで、シロアリの羽アリを見た
- 床が沈む、柱をたたくと空洞音がする
- 基礎や束に蟻道(土の筋)がある
- 新築時や前回の処理から5年以上たっている
- 被害の範囲や、修繕が必要かどうか自分では判断できない
専門業者に依頼すると、床下の調査、被害範囲と種類の特定、薬剤による駆除・予防、保証による再処理まで、まとめて対応してもらえます。訪問してきた1社だけで即決せず、自分で選んだ複数社を比較して決めるようにしましょう。



見積もりを並べるときは、総額のほかに「何坪で計算しているか」「玄関・浴室は含むか」「保証は何年で、何を補償するか」の3点をそろえて比べてみてください。条件をそろえると、本当に安い業者が見えてきます(編集部の知見)。
よくある質問
Q. シロアリ駆除の費用はいくらくらいですか?
A. 坪単価3,000円〜6,000円ほどが目安で、床下20坪なら約6万円〜12万円、30坪なら約9万円〜18万円です。工法や被害の範囲、玄関・浴室の処理の有無で変わります。
Q. シロアリ駆除の費用は確定申告で控除できますか?
A. 駆除費用と被害の修繕費用は、雑損控除の対象です。ただし、予防のための費用は対象外なので、見積書や領収書で駆除と予防の金額を分けてもらいましょう。
Q. 突然「無料で床下を点検します」と言われたら?
A. 安易に点検させず、その場で契約しないことが大切です。契約してしまった場合も、法定書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。困ったときは消費者ホットライン「188」に相談してください。
Q. 羽アリをスプレーで退治すれば、駆除は不要ですか?
A. 羽アリを退治しても、木材の中のシロアリは残ります。羽アリが出たのは近くに巣があるサインなので、床下の調査を受けましょう。
Q. 駆除のあと、どのくらいで再処理が必要ですか?
A. 多くの業者が5年程度の保証を付けており、保証が切れるタイミングで予防処理を検討するのが一般的です。保証期間中の無料点検の有無も確認しておきましょう。
シロアリ駆除の費用相場は、坪単価3,000円〜6,000円ほどで、床下20坪なら約6万円〜12万円が目安です。工法や被害の範囲、玄関・浴室の処理、修繕の有無で費用は変わり、駆除と修繕の費用は雑損控除の対象になります。点検商法の相談も続いているため、突然訪問してきた業者ではなく、自分で選んだ複数社の見積もりを比べて決めることが、費用で失敗しないいちばんの方法です。お住まいの地域に対応した業者を比べて、納得できる1社を選びましょう。
本記事は、国税庁・国民生活センター・国土交通省・東京都・世田谷区・神奈川県・茨城県・滋賀県などが公表している資料をもとに作成しています。費用は目安であり、実際の金額は現地調査後の見積もりで確認してください。税金の控除については、税務署や税理士にご確認ください。










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