「窓もサッシもちゃんと閉めているのに、なぜかムカデが家の中にいる」——そんな経験はないでしょうか。ムカデは体が細長く柔軟なため、見た目には気づきにくいわずかな隙間からも家の中へ侵入してくる害虫です。この記事では、ムカデが家に侵入する主な経路から、放置した場合のリスク、経路をふさぐ具体的な対策・駆除方法、自力対応の流れ、業者に依頼する際に知っておきたい料金トラブルまでをまとめて解説します。
- ムカデはサッシ・基礎のひび割れ・換気口・排水口など、数ミリの隙間からも侵入する
- 「湿気のある狭い暗所」を好み、庭石やプランターの下、落ち葉の下などが発生源になりやすい
- 対策は「隙間をふさぐ」「侵入防止剤を散布する」「発生源を減らす」の3つを組み合わせるのが基本
- 駆除業者に依頼する際は、極端に安い料金表示や急かす営業に注意し、複数社を比較することが大切
ムカデが家に侵入する主な経路

ムカデは「湿気のある狭い暗所」を好み、生い茂った草むらや落ち葉の下、庭石やブロックの下、プランターの下などに潜んでいます。こうした屋外の潜伏場所からエサを求めて移動する途中で、建物のわずかな隙間を見つけて家の中に入り込んでしまいます。
- サッシ・網戸のわずかな隙間やゆがみ
- 基礎コンクリートのひび割れや配管まわりのすき間
- 床下・壁の換気口、通気口
- エアコンの配管が通る壁の貫通部分
- 浴室・キッチンの排水口、排水管のすき間
編集部「どこから入ってきたのか分からない」という相談がとても多いのですが、実はこうした小さな隙間の積み重ねが原因になっていることがほとんどです。まずは実際の駆除作業の様子を見てみましょう。


これは、基礎まわりや換気口の隙間をパテでふさぎながら、家の外周に侵入防止剤を帯状に散布している場面です。侵入経路を特定してふさぐ作業と、屋外からの侵入を防ぐ薬剤散布を組み合わせることで、再発を防ぎやすくなります。



ムカデは体が細長く柔軟なぶん、指1本分にも満たないような隙間でも通り抜けてしまいます。「これくらいの隙間なら大丈夫」と思わず、見つけた隙間はすべてふさいでおくのが安心です。
侵入経路が分かったところで、対策を先延ばしにした場合のリスクを見ていきましょう。
放置するとどうなる?対策を先延ばしにするリスク
侵入経路をふさがないまま放置すると、1匹だけでなく、繰り返し複数の個体が家の中に入り込んでくることがあります。夜行性で日中は物陰に隠れているため、気づかないうちに寝具や衣類の中に潜んでいるケースも少なくありません。
ムカデは夜行性で、寝具に潜んでいるところに触れると咬まれることが多い。性格的には臆病であり、防御的な咬みつき行動が主である。
堺市「ムカデ」
ムカデ自体はゴキブリなど小さな昆虫を捕食してくれる一面もありますが、咬まれるリスクを考えると、侵入経路を放置するメリットはありません。「1匹見かけただけだから」と様子を見ているうちに、庭や床下に発生源ができてしまうと、対策の手間がどんどん増えていきます。
侵入経路をふさぐ対策・駆除方法


| 方法 | 具体的な内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| サッシ・網戸のすき間対策 | すき間テープやパテで隙間をふさぐ | 手軽に始められる基本対策 |
| 基礎・換気口のすき間対策 | ひび割れや通気口を防虫ネットやパテで処理 | 屋外からの侵入経路を根本からふさげる |
| 排水口・配管まわりの対策 | 排水口カバーの設置、配管まわりのすき間充填 | 見落としがちな経路をカバーできる |
侵入経路をふさぐ対策は、「サッシ・網戸のすき間対策」「基礎・換気口のすき間対策」「排水口・配管まわりの対策」という3つを組み合わせるのが基本です。それぞれのやり方を見ていきましょう。
サッシ・網戸のすき間対策
窓のサッシや網戸は、経年劣化でゆがみやすき間が生じやすい部分です。市販のすき間テープを枠に沿って貼る、網戸のたわみをパテで補修するといった対策で、すき間からの侵入を防ぎやすくなります。特に庭やベランダに面した窓は優先的にチェックしておきましょう。
基礎・換気口のすき間対策
基礎コンクリートのひび割れや、床下・壁の換気口・通気口は、防虫ネットを取り付ける、ひび割れ部分をパテで埋めることで対策できます。換気口は空気の通り道として必要な部分でもあるため、ふさぎきってしまうのではなく、目の細かいネットで侵入だけを防ぐのがポイントです。
排水口・配管まわりの対策
浴室やキッチンの排水口、エアコン配管が壁を貫通する部分も見落としがちな侵入経路です。排水口には市販のカバーやネットを設置し、配管まわりのすき間はパテやコーキング材で埋めることで、経路をふさぐことができます。特に使用頻度の低い浴室や洗面所の排水口は、定期的に水を流して封水が切れないようにしておくことも大切です。



3つの対策はどれも「今ある経路をふさぐ」ためのものです。あわせて建物の外周に侵入防止剤を散布しておくと、そもそも建物に近づかせない対策としても効果的です。
自力で対策する場合の流れ・方法
ここで紹介する流れは、侵入経路が特定しやすく、対策する範囲も限られている場合を想定した参考情報です。基礎の内部や床下など、目視で確認しにくい場所が疑わしい場合は、次の章で紹介する業者への相談を優先してください。
室内でムカデを見つけても素手で直接触れると咬まれる危険があるため、必ず道具やスプレーを使って対処することが重要です。以下はあくまで参考情報としての手順です。
- サッシ・基礎・換気口・排水口など、侵入経路チェックリストを順番に確認する
- 見つかったすき間はテープやパテでふさぐ
- 換気口・通気口には防虫ネットを取り付ける
- 建物の外周に侵入防止剤を帯状に散布する
- 庭の落ち葉や廃材、プランターの下など発生源になりそうな場所を片付ける
すき間をふさいでも侵入が続く、どこから入っているのか特定できないといった場合は、無理をせず早めに業者へ相談することをおすすめします。



自力での対策はあくまで見つけやすい経路への応急処置です。基礎の内部など専門的な調査が必要な場合は、無理に自分で特定しようとせず、専門業者に見てもらったほうが確実です。
業者に依頼する際に知っておきたい料金トラブル
自力での対策が難しく業者に依頼する場合、インターネット上の格安料金表示と実際の請求額が大きくかけ離れているというトラブルが報告されているため、依頼前に知っておきたいポイントがあります。特に若い年代を中心に、こうした害虫・害獣駆除サービスに関する相談が急増しているとされています。
インターネット上に記載されている料金と実際の料金がかけ離れているケースが最も多い。消費者の不安を煽って契約を急がせる、複数見積もりを比較する時間を与えないといった営業手法にも注意が必要。極端に安い価格表示には警戒し、複数業者から見積もりを取得して検討することが推奨される。
国民生活センター「害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」
侵入経路をふさぐ作業や薬剤処理を依頼する際は、その場で即決せず、必ず複数社から見積もりを取って作業内容・料金を比較することが大切です。契約を急かされたり、不安をあおるような説明をされたりした場合は、いったん持ち帰って検討する、消費者ホットライン「188」に相談するといった対応も選択肢になります。
自分での対策が難しい・改善しない場合は業者へ


すき間をふさいでも侵入経路を特定できない、対策しても繰り返し出るという場合、基礎の内部や床下など、自分では確認できない場所に原因がある可能性があります。自分で対応できる範囲には限界があるため、改善が見られない場合は早めに専門業者への相談を検討しましょう。
- すき間をふさいでも、侵入経路が特定できないまま被害が続く
- 基礎や床下など、自分では確認できない場所が疑わしい
- 1匹だけでなく複数の個体が繰り返し見つかる
- 家族に咬まれた経験があり、再発が不安
専門業者に依頼すると、侵入経路の調査から薬剤処理、再発防止のアドバイスまで一貫して対応してもらえます。前述の通り料金トラブルを避けるためにも、1社だけで即決せず複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
よくある質問
Q. ムカデはどれくらいの隙間から侵入しますか?
A. 体が細長く柔軟なため、指1本分にも満たないような小さなすき間からでも侵入することがあります。「小さいから大丈夫」と油断せず、見つけたすき間はふさいでおくことが大切です。
Q. 排水口からも侵入することはありますか?
A. 排水口や配管まわりのすき間も侵入経路になり得ます。カバーやネットの設置、封水が切れないよう定期的に水を流すといった対策が有効です。
Q. すき間をふさいだのに、まだムカデが出ます。
A. 目に見えるすき間以外にも経路がある可能性があります。基礎の内部や床下など、自分では確認しにくい場所が疑わしい場合は、専門業者に調査を依頼するのがおすすめです。
Q. 業者に依頼するとき、何に気をつければいいですか?
A. インターネット上の格安表示と実際の料金がかけ離れているトラブルが報告されています。その場で即決せず、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
ムカデはサッシ・基礎のひび割れ・換気口・排水口など、数ミリの隙間からも家の中に侵入します。対策は「すき間をふさぐ」「侵入防止剤を散布する」「発生源を減らす」を組み合わせるのが基本です。業者に依頼する際は、極端に安い料金表示や急かす営業に注意し、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。










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